出力4万9,000KW、国内最大規模のバイオマス発電所
昭和シェル石油は神奈川県川崎市にて建設を進めていた大規模バイオマス発電所「京浜バイオマス発電所」を完成させ、12月9日に竣工式を行った。運営は昭和シェル石油の100%子会社である、京浜バイオマスパワーが担当する。
使用燃料には海外から輸入した木質ペレットおよびパーム椰子殻を用い、発電出力は4万9,000キロワット。国内で稼働中の木質バイオマス発電所のなかでは、最大規模を誇る。年間予想発電量は一般家庭約8万3,000世帯の年間電力消費量に相当する、約30万メガワット時の見込みだ。
港湾設備、燃料の海上輸送など優位な条件を備える立地
「京浜バイオマス発電所」の所在地は、川崎市川崎区扇町。2011年に閉鎖した昭和シェル石油グループ製油所 東亜石油京浜製油所扇町工場の跡地、約4万2,000平方メートルの敷地を活用した。
港湾設備や燃料の海上輸送に適した立地であり、後背地に首都圏の大消費地を有することなどから優位な条件がそろっている。また、24時間稼働に対応し、安定した電力供給が可能であることも「京浜バイオマス発電所」の特徴である。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
昭和シェル石油株式会社のプレスリリース
http://www.showa-shell.co.jp/press_release