YKK AP株式会社は、高い断熱性と防火性能を両立した樹脂窓「APW330防火窓」のラインナップを拡充した。
たてすべり出し窓・すべり出し窓・FIX窓「スリットサイズ」と、たてすべり出し窓・すべり出し窓「オペレーターハンドル仕様」を12月から、順次発売する。
都市部では、火災時の延焼防止のために「防火地域」「準防火地域」を定め、防火設備の使用が義務付けられてる。
そのため、関東、中部、関西の大都市圏では2割以上の比率で防火窓が必要で、特に東京23区においては準防火地域を含めると、ほぼ全域で防火窓が必要になる。
そこで同社は、都市部の戸建て住宅でニーズの高い窓種を、防火対応樹脂窓に追加し、防火エリアへの積極的な提案を進め、普及拡大を図る。
「APW330防火窓」はこうした地域をターゲットに、2014年4月に発売。計画を上回る好調な販売を続けていたが、2020年には、新築住宅の省エネ基準が義務付けられ、防火エリアであっても住宅の外皮性能基準をクリアするために、開口部にも高い断熱性能を求められるようになる。
そこで今回、低層建築物から3階建て程度の中層建築物まで幅広い戸建て住宅を想定し、樹脂フレームとLow-E網入複層ガラスを組み合わせ、省エネ建材等級における最高等級の4つ星に適合する商品を追加した。
たてすべり出し窓・すべり出し窓・FIX窓(スリットサイズ)は、デザイン性が高く、配置や組み合わせの自由度が高く、高い位置に設置すれば部屋を明るくし、低い位置に設置すれば部屋に落ち着きを与え、組み合わせて使用することで住宅のアクセントになる。
また、複数の窓を組み合わせることで風の出口と入り口を設け、効率の良い換気ができる。
たてすべり出し窓・すべり出し窓(オペレーターハンドル仕様)は、防火樹脂窓では業界初のハンドル仕様となる。ハンドルは、軽い操作で使いやすく、手の届きにくい場所でも操作が容易だ。
また、防火仕様を追加したことで非防火・防火が混在する物件においても、ハンドルの仕様を統一できるメリットもある。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
YKK AP株式会社 プレスリリース
http://www.ykkap.co.jp/