木質バイオマスを安定供給
バイオマスパワーコンサルタントは、12月8日、愛知県に火力発電用木質燃料のストックヤードの建設を進めることを発表した。
同社は、「BPCバイオマスプロジェクト」を今年3月に開始。これまで、困難とされてきた木質バイオマスの安定供給基盤の強化を図りたい考えだ。
ストックヤードの概要
今回建設予定のストックヤードの規模は、約4,000坪で、日本最大級のキャパシティを誇る。
6棟の建屋より構成され、50MWクラスの木質ペレット専焼火力発電所1基あたり、4週間分の燃料に相当する合計約2万1,000トンを貯蔵可能。
具体的には、木質ペレット90%、PKS等が10%の割合で発電用燃料を貯蔵できるとともに、年間延べ60万トンの受け入れ・供給を実現するストックヤードだ。
なお、完成時期は2017年夏を目指す。
新エネルギー産業に対応
同社は、「BPCバイオマスプロジェクト」の一環として、既に、海外生産工場への投資と、国内においては、年間15万トン生産可能な木質ペレット燃料生産工場の建設を開始した。
なお、今回建設するストックヤードは、新エネルギー産業の展開に対応した施設と位置付けられ、発電所の安定稼働だけでなく、燃料生産側の稼働計画にも貢献するとして期待が寄せられる。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
バイオマスパワーコンサルタント プレスリリース(ValuePress!)
https://www.value-press.com/pressrelease/153609
バイオマスパワーコンサルタント ホームページ
http://www.bpc.tokyo/