橋梁・鉄骨部門を統合
清水建設は、橋梁および鉄骨事業を担う子会社の東京鐵骨橋梁と、片山ストラテックの経営を統合すると発表した。
東京鐵骨橋梁(茨城県取手市)の2015年3月期の売上高は219億円で、清水建設の出資比率は76.7%。片山ストラテック(大阪市大正区)の2015年3月期の売上高は147億円で、清水建設の出資比率は97.9%
12月1日に東京鐵骨橋梁を分割承継会社、片山ストラテックを分割会社とする「吸収分割契約」を締結。2016年4月1日に橋梁事業を、同年11月に鉄骨事業を統合する予定で、経営統合の完了後は社名を変更し、新たな一歩を踏み出す。
需要低下の橋梁・鉄骨部門の競争力を強化
橋梁市場は需要がピーク時の約3分の1に落ち込んでおり、今後も成長が期待できない状況にある。一方の鉄骨事業は、東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて鉄骨需要が高まる見込みだが、2020年以降は市場が縮小すると予想される。
今後、橋梁事業、鉄骨事業ともに厳しい環境下に置かれる状況を踏まえ、今回の経営統合が決定した。両社の経営資源を集約し有効活用することで高い生産体制を構築し、市場縮小後も強固な経営基盤を維持できるよう備える。
(画像は、清水建設のホームページより)
▼外部リンク
清水建設株式会社のニュースリリース
http://www.shimz.co.jp/news_release.html