官民連携で海外のインフラ整備
三菱電機は、12月1日、神戸市と「水・インフラ事業の海外展開等に関する相互協力協定」を締結したことを発表した。
アジア諸国では、社会インフラ整備の需要が増加する一方で、整備の経験等の不足により、日本の上下水道整備・運営の経験・ノウハウ、高い技術力に大きな期待が寄せられているという。
締結の概要
三菱電機は、会社を神戸市に創立して以来、社会インフラ事業に取り組んでおり、2014年には、シンガポールに社会インフラ事業の販売エンジニアリング部門を設置。
一方、神戸市は、上下水道の建設整備・運営の豊富な経験やノウハウを有するだけでなく、国際貢献の新たな取り組みとして、海外展開を目指す地元企業等に対して積極的なサポートを行っている。
なお、今回の締結により、両者は、主に、水・インフラ事業に関する事業計画、施設整備、維持管理、事業運営をはじめ、情報の収集、整理、提供及び広報活動などの相互協力を、円滑に進めることが可能となった。
水事業で国際貢献
三菱電機は、神戸市と連携を図ることで、上下水道プラント監視制御システム・受変電設備等の水・インフラ整備事業の海外展開をさらに加速していきたい考えだ。
同社は、今後、アジア諸国での安定給水・水質改善などの水環境に関する課題解決に向け、貢献していく方針である。
▼外部リンク
三菱電機 ニュースリリース
http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2015/
神戸市 ホームページ
http://www.city.kobe.lg.jp/