パナホーム株式会社と、マレーシアの大手デベロッパーであるMKH株式会社は、マレーシアにおける建築請負を目的とし、「パナホーム MKH マレーシア株式会社」の設立に関する合意書を2015年12月1日に締結した。
新会社は、パナホームの現地子会社であるパナホームマレーシア株式会社が51%、MKH社の子会社KRC社が49%出資し、MKH社が取り組む複数の住宅やマンション開発の建築を請け負う。
MKH社は、1979年にマレーシアでの不動産開発事業を開始し、現在まで累計約35000戸以上の戸建て住宅や商業施設、産業用施設の供給実績がある。他にもパーム油などのプランテーション事業やホテルやモールなどの運用事業も行うマレーシアでは有数の上場会社だ。
一方、パナホームは、2010年に台湾、2012年にマレーシアへ進出。2015年4月にはASEAN地域全体の統括を目的にパナホーム アジアパシフィック株式会社を設立。この地域の住宅事業を展開している。
今回、MKH社が持つ不動産開発事業のノウハウと、パナホームが保有する技術や建設ノウハウとそれによる高い品質、上質なくらしを実現するソフト提案力を融合させ、マレーシアにおける住まいの課題解決に取り組むという。
マレーシアでの事業推進に当たり、新規案件向けに住空間価値を実感できる複数のショウルーム開設も検討している。
さらに、建物と内装の一体提案や、最新のパナソニック製品を合わせて提案することで、マレーシアの気候・文化・風土に合った住宅の供給を推進し、住生活文化の発展に貢献できるという。
同社は、2018年度に海外事業で500億円、そのうちマレーシアでは150億円の売り上げを目標とし、今回の新会社設立により、目標達成に向けてさらに住宅事業展開を加速する。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
パナホーム プレスリリース
http://www.panahome.jp/c