第一カッター興業、水中での穿孔作業を遠隔操作とした新工法を「NETIS」へ登録

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第一カッター興業、水中での穿孔作業を遠隔操作とした新工法を「NETIS」へ登録

2015年11月22日 21:45

水中のコンクリート構造物を穿孔する新工法

第一カッター興業は20日、水中のコンクリート構造物を遠隔操作によって穿孔する工法である「遠隔式水中コアドリリング工法」について、国土交通省の「新技術情報提供システム(NETIS)」への登録を完了したと発表した。

潜水士の負担を軽減し、作業を改善

今回第一カッター興業がNETISへ登録を行った「遠隔式水中コアドリリング工法」は、港湾や河川海岸、ダム等で水中のコンクリート構造物を撤去する際の穿孔工事などに関し、従来の潜水作業を用いた近接式水中コアドリリング工法にかわる新たな工法として編み出されたもの。

同工法における具体的な改善点としては、従来の工法では潜水士が水中ですべての仕事を行っていた穿孔作業を、穿孔機器類及び遠隔ユニットを用いた遠隔操作に切り替えた点があげられる。

これによって潜水士の仕事は機器類及びユニットの運搬・設置となり、水中での手作業が削減されることで安全性が向上。また作業時間の短縮と施工性の向上にも貢献している。

また同工法で用いる穿孔機械には、新たに回収器具を取り付けた。このことにより水中の視界が良好となって作業性が向上するほか、水中での切削水の拡散を防ぐことができることから、周辺環境への影響も抑えることが可能となった。

新技術に関わる情報の共有と提供を目指す「NETIS

NETISは国土交通省のイントラネット・インターネットで運用されるデータベースシステムで、新技術に関わる情報の共有とその提供が主な運営目的だ。2006年8月からはこのNETISを中核として、新技術の活用を促進し技術の底上げを図る「公共工事等における新技術活用システム」もスタートしている。

なお今回の第一カッター興業による「遠隔式水中コアドリリング工法」は、NETISのサーバ上で20日より公開中だ。

(画像は第一カッター興業Webページより)

▼外部リンク

 

第一カッター興業 お知らせ
http://www.daiichi-cutter.co.jp/news/netis20151120.html

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