鹿島道路が11月16日、路面切削機切削材計量積込み管理システムを開発したと発表した。
道路舗装の補修工事の方法として、切削オーバレイ工法がある。この工法は、傷んだ路面を切削機により削り取り新たな舗装材料を使用して元の路面になるように舗装を行うというものだ。
削り取られた切削材は専用の運搬機械や、ダンプトラックに積み込み、その後所定されている場所へ運ぶことになる。しかし積載重量についてはダンプトラックそれぞれで違いがあり、もしオーバーして積載したまま公道を走行してしまうと道路交通法違反となる。
これまではダンプトラックへの積込み量を、切削距離や目で確認しただけで決定していた。しかし今回、鹿島道路が路面切削機切削材計量積込み管理システムを開発することによって、切削材の重量を確実に計量することができるようになる。現場で行うことができるため、ダンプトラックへの過積載を防止することが可能だ。
装置としては、切削機に距離計と切削条件、目標積込量を設定するコントロールボックスを設置。切削距離のデータを用いて、目標積載量になったらオペレータに回転灯やブザーなどの手段で知らせる。このブザーがなったら、次のダンプトラックへ積み込みを開始するという流れになる。
距離計およびコンロールボックスは切削機に組み込むこともできるのだが、磁石等による外付け方法を採用した。この方式であれば各メーカーの切削機に取付けることができるため、使い勝手がいい。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
鹿島道路
http://www.kajimaroad.co.jp
プレスリリース(日経プレスリリース)
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=400708