「MSC70」を2台受注
三井造船は、11月16日、茨城県神栖市の鹿島動力 鹿島事業所向けに、7,000kW級ガスタービンコージェネレーション設備「MSC70」を2台受注したことを発表した。
なお、今回の受注では、「MSC70」の省エネ性および、コストパフォーマンスが高い評価を受けたと位置付けられている。

設備概要
今回受注した「MSC70」は、米国ソーラータービン社製「Taurus70」ガスタービン。性能は、クラス最高レベルで、発電端出力7,710kW、単体での発電効率は、33.6%にのぼる。
また、コージェネレーションシステムとしても89.5%という高い総合効率(追い焚き装置付き)を実現。追い焚き最大時の送気蒸気量は、1時間当たり37トンを誇る。
さらに、環境にも配慮されているのが特長。燃料は都市ガスを使用するため、有害な排気成分がほとんど無いうえ、ガスタービンは希薄予混合燃焼システムの採用により、窒素酸化物の排出値は、非常に低いレベルになるという。
全国レベルで受注販売活動を展開
三井造船の発電事業では、3~15MWの中規模クラスの高効率ガスタービンコージェネレーション設備を主軸に置いている。
なお、今後も積極的な受注販売活動を展開することで、コージェネレーション設備、分散型電源等のニーズに応えていく方針だ。
▼外部リンク
三井造船 プレスリリース
http://www.mes.co.jp/press/2015/20151116.html