床衝撃音を軽減
積水ハウス株式会社は11月13日、賃貸住宅「シャーメゾン」の上階からの床衝撃音を約3分の1に軽減する高遮音床システム「SHAIDD(シャイド)50」を発売した。これによって居住性能を高め、今後はさらに高級賃貸住宅市場での競争力を強化していく。
「SHAIDD(シャイド)50」の特長はまず、床衝撃音を軽減し、RCマンションと同等の遮音性能を実現したということだ。
耐震性は高めることが可能
賃貸住宅では「上階から聞こえる床の衝撃音」への不満が最も多く、約30%の入居者が不満に思っている。そのため積水ハウスは、床衝撃音を一般的な鉄骨造の約2分の1に軽減する高遮音床システム「SHAIDD55」を2010年9月より標準導入。賃貸住宅「シャーメゾン」に搭載してきた。
今回開発した「SHAIDD50」は、 重量衝撃音や軽量衝撃音の聞こえ方を、床衝撃音の約3分の1に軽減することができる。
一般的にRCなど床重量が重い方が遮音性能は高くなるのだが、床重量を重くし過ぎると、構造への負荷が大きく耐震性などに支障が生じることがあった。
「SHAIDD50」では、短工期・高性能な鉄骨造の工業化住宅で特許技術と特殊床下地工法を使用することによって、重量を抑えて構造への負荷を軽減しつつ、RCマンションと同じ程度の遮音性能を実現した。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
積水ハウス株式会社 ニュースリリース
http://www.sekisuihouse.co.jp/company/topics/datail/__icsFiles/