「Kプラットフォーム コンボ」を複数使い、工期短縮
鹿島建設は11月11日、複数の「Kプラットフォーム コンボ」による風車の新たな施工方法を構築したと発表した。
「Kプラットフォーム コンボ」は鹿島建設が今年8月に開発した、洋上風力発電用の海上作業構台。今回発表された施工方法は「別工種並行施工型」と、「同工種同時施工型」の2工法。いずれも「Kプラットフォーム コンボ」を複数台を同時に建設するもので、施工期間を短縮し高効率、低コストで施工できるのが特徴だ。
「別工種並行施工型」と「同工種同時施工型」の特徴
「別工種並行施工型」は、1台のKプラットフォーム コンボに基礎施工用のアタッチメントを、もう1台には風車組み立て用のアタッチメントを取り付け、1台が先行して基礎施工を行い、別の1台がそれを追いかけながら風車の組み立てを行うことで、次々に風車を完成させていく工法である。
例えば、一隻の大型SEPで24基の洋上ウィンドファームを施工する場合、従来なら海上工事に約3年かかるところを、新工法では2年以内に短縮できる。さらに、先に完成した風車を稼働させることも可能だ。
「同工種同時施工型」は、複数のKプラットフォーム コンボに同じアタッチメントを一斉に取り付け、基礎施工や風車組み立てを同時に複数台施工することで、工期を短縮する工法。岸壁内の陸上作業ヤードを効率的に使えるため、陸上作業ヤードの敷地に制約がある場合でも迅速かつ低コストで施工できるのが特徴だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
鹿島建設株式会社のプレスリリース
http://www.kajima.co.jp/news/press.htm