国内最大級のバイオマス発電所
昭和シェル石油は、11月9日、神奈川県川崎市川崎区扇町に、木質バイオマス専焼の発電所としては国内最大級となる「京浜バイオマス発電所」の営業運転を、11月2日より開始したことを発表した。
なお、このプロジェクトは、電力事業を「石油事業」「太陽電池事業」に続く第三の柱へと育成する同社成長戦略の一策として位置づけられていた。
新発電所の概要
新発電所は、近隣に電力の大消費地を有するとともに、燃料の海上輸送に適した優位性のある立地、即ち、2011年に操業を停止した旧京浜製油所扇町工場跡地に建設された。
使用燃料として、木質ペレット、パームヤシ殻等を用い、発電出力は、49MW、年間発電量は、一般家庭約8万3,000世帯の年間消費量に相当する約30万MWhを見込み、運営は同社100%子会社の京浜バイオマスパワーが実施していくという。
再生可能エネルギーの導入拡大に貢献
昭和シェル石油は、新発電所の安全操業を継続させ、安定的なエネルギーを供給していく考えだ。
また、今後も石油事業をはじめ、高効率でよりクリーンな発電事業など、社会のニーズに合ったエネルギー源を提供することで社会に貢献していく方針である。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
昭和シェル石油 プレスリリース
http://www.showa-shell.co.jp/press_release/