鹿島建設株式会社は4日、同社が設計・施工に関与した京都市中京区の「京都八百一本館」が「グッドデザイン・ベスト100」に選出されるとともに、特別賞の「グッドデザイン・未来づくりデザイン賞」を授与されたと発表した。
またこれをはじめ、同社では今回、計3つの施設に関して「2015年度グッドデザイン賞」を授与された形となった。
京都八百一本館は“野菜、農業のことをもっと知って欲しい”との想いのもと、日本における農業・流通・食の理想像を提示する総合施設として設立された。
同施設では農場で野菜を栽培するとともに青果物販売や飲食店の展開も行い、加工から販売にいたるまで一連のプロセスを内包しているのが特徴の一つだ。
今回鹿島建設は株式会社セントラルフルーツと株式会社インデス、株式会社ポリディアインク一級建築事務所との共同受賞となり、精微なデザインに加え屋上庭園や館内における飲食店の質の高さが、“来るべき社会の礎を築くデザイン”を評価する「グッドデザイン・未来づくりデザイン賞」の獲得につながった。
また今回、鹿島建設は東京都町田市の「デンカイノベーションセンター本館」、および山形県山形市の「KDDIエボルバ やまがたワークプレイス」に関しても、それぞれグッドデザイン賞を授与された。
うち「デンカイノベーションセンター本館」に関してはデンカ株式会社、株式会社イリア との共同受賞。敷地高低差を活用し、高さ制限の要件をクリアしつつも研究施設としての適度な緊張感・開放感を持たせた施設だ。
一方の「KDDIエボルバ やまがたワークプレイス」は株式会社KDDIエボルバとの共同受賞で、同施設は働く人の快適性と、その意思を地域発信することがコンセプト。建物全長108mにおよぶコミュニケーションスペースが特徴で、 “社員を大切にする施設を作りたい”という建築主の意思をくみ取った施設となっている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
鹿島建設株式会社 プレスリリース
http://www.kajima.co.jp/news/press/201511/4a1-j.htm