老朽化した施設を改良
新日鉄住金エンジニアリングは、11月4日、ごみ処理施設の基幹的設備改良工事を3件受注したことを発表した。
受注金額の合計は、約70億円。老朽化した一般廃棄物処理施設の長寿命化を図るとともに、省エネルギー化による二酸化炭素排出量の削減実現を目指す。
受注概要
今回受注した3件は、愛知県豊川市から豊川市清掃工場B棟基幹的設備改良工事、岐阜県西濃環境整備組合から西濃環境保全センター/溶融炉基幹的設備改良工事、香川県東部清掃施設組合から香川東部溶融クリーンセンター/基幹的設備改良工事である。
豊川市清掃工場B棟と、西濃環境保全センター/溶融炉については、溶融炉をはじめ、触媒反応塔や電気計装設備の機能強化工事を行うとともに、二酸化炭素削減3%以上を目指す。
一方、香川東部溶融クリーンセンターでは、二酸化炭素削減20%以上を目標に、溶融炉本体の低炭素型シャフト炉への更新工事を進めていく計画だ。
シャフト炉式ガス化溶融炉で日本一
同社は、シャフト炉式ガス化溶融炉で30年を超える国内最長の稼働実績があり、国内受注実績も最多の41件を誇る。
今後も、基幹的設備改良工事等のプロジェクトを通じ、安全で安心な循環型社会形成の実現に向けた取り組みを推進していく方針だ。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
新日鉄住金エンジニアリング ニュースリリース
http://www.eng.nssmc.com/news/detail/277