三協立山株式会社・三協アルミ社は、身障者駐車スペース向け上屋「ウェルハート」を発売する。
バリアフリー新法および道路移動等円滑化基準において、駐車場をもつ施設等は駐車場のうち一定数を屋根付きの障害者駐車スペースとすることが義務付けられている。
バリアフリー新法の正式名称は「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」。近年、公共の建築物や交通機関のバリアフリー化が進むが、それぞれの施設でバリアフリー対応をしても、連続的なバリアフリーにつながらないことが課題だった。このため、一体的・総合的なバリアフリー施策の推進を図るため制定された。
また、道路移動等円滑化基準とは、正式名称は「移動等円滑化のために必要な道路の構造に関する基準を定める省令」。バリアフリー新法に基づき、歩道やエレベーターなどの立体横断施設、自動車停留所、案内標識などの設置について、定められている基準。
これらに準拠し、設備の規格や仕様を整えることで、雨天のときも障害者が運転や同乗した車両から雨にぬれずに安全かつ円滑に乗降でき、その後の車椅子での移動もスムーズに行える。
イメージ画像の施工例は、ウェルハートの基本タイプと連結タイプで、間口8500ミリメートル、3500ミリメートル 、奥行き5793ミリメートル、高さ2500ミリメートルのサイズで、価格は1,572,000円となる。価格には消費税・搬入費・組み立て費・取り付け費等を含まれない。
身障者駐車スペースの乗降幅に基づいたサイズ設定は、東京都の福祉環境整備基準より、3.5メートルのスペースのうち1.4メートルを乗り降り用スペースとすることに準拠し、規格サイズを用意。
幅広いエリアに対応できる強度は、耐積雪量30センチメートル、耐風圧Vo=38メートル/セカンドの仕様で、幅広いエリアに対応でき、スマートでスタイリッシュなデザインは、景観を損なわない。
柱ガードは、車椅子利用者の身体を保護するためのオプションとして、L=1000ミリメートルの柱ガードを取り付けることができる。万一、柱に接触した際にも肩まで身体を保護する。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
三協立山株式会社 プレスリリース
http://alumi.st-grp.co.jp/