清水建設、放射線医療施設の遮蔽性能を解析する技術を確立

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清水建設、放射線医療施設の遮蔽性能を解析する技術を確立

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2015年10月29日 13:30

放射線医療施設の最適化
清水建設は、10月28日、施設の放射線遮蔽性能を高精度解析するために重要とされる「光核反応データベース」を開発したことを明らかにした。

リニアック(直線加速器)、ガンマナイフ(定位的放射線外科治療装置)など、高エネルギーの放射線治療装置を使用する治療室は、放射線漏洩を基準値以下に抑えるため、コンクリートと鉄板を併用した厚さ1メートル超の遮蔽壁が不可欠だ。

一方、リニアック室の遮蔽壁におけるマニュアル計算式では、遮蔽壁内での光核反応による中性子生成を評価することができないため、遮蔽壁の壁厚や鉄板量を過剰に設定する必要が生じ、膨大な建設費用がかかる要因となっていた。

開発概要
今回開発した新技術のメリットは、安全性を確保し、遮蔽壁の鉄板量や壁厚のスリム化を図ることができるうえ、複雑な形状の施設設計等にも柔軟に対応できること。

具体的には、リニアック(直線加速器)室等、高エネルギー放射線医療施設の遮蔽設計の最適化を目的に、約2,650に及ぶ核種を網羅した光核反応データベースを構築。

また、独自開発したシミュレーション用の線源モデルを採用し、遮蔽壁を透過する放射線の挙動の3次元解析を基に、室外線量を評価するという遮蔽計算手法の確立に成功した。

今後の展開
我が国では、がん患者の約3割が放射線治療を受療している。

今後、さらに放射線治療をする患者が増加し、放射線医療施設の需要増加が見込まれることから、同社は、今回開発した新技術を通じ、放射線医療施設の建設を積極的に推進する方針だ。


▼外部リンク

清水建設 ニュースリリース
http://www.shimz.co.jp/news_release/2015/

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