ガス資源の豊富なトルクメニスタンで
住友商事は、10月26日、トルクメニスタン国営電力公社であるトルクメンエネルゴ社より、ゼルゲルガス火力発電所の土木据え付け込み一括請負工事契約(EPC契約)を受注したことを発表した。
なお、新発電所の総受注額は約3億米ドル。アフガニスタン復興支援プロジェクトとして、電力輸出の主要電源を担うとともに、日本政府の推進する「質の高いインフラパートナーシップ」の象徴的な案件として位置付けられている。
プロジェクトの概要
新発電所は、発電容量400メガワットのガス焚きシンプルサイクル火力発電所。中央アジアで高成長を続けるトルクメニスタンの首都アシハバト北東のレバプ州に建設される。
同社は、主要機器であるガスタービンおよび発電機を三菱日立パワーシステムズより調達するとともに、プロジェクト全体を取りまとめる役割も担うとし、2018年の完工を目指す。
電力インフラ関連ビジネスを拡充
同社は、電力市場において、中央アジアに着眼。今回、トルクメニスタンにおいて日本勢初となる、大型火力発電所建設案件を受注した。
同社はこれまで世界規模で培ってきた実績をもとに、今後も、電力インフラ整備を通じて、各国の経済発展に貢献していく方針である。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
住友商事 ニュースリリース
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