建設工事と運転管理業務を受注
日立造船は、10月21日、ナチュラルエナジージャパンに5億円を出資し、「秋田メタン発酵ガス化バイオマス発電事業」へ参画することを明らかにした。
これにより同社は、12月より秋田市向浜工業団地内に、メタン発酵ガス化バイオマス発電所を建設開始。また、完成後は、同発電所の運転管理業務を請け負うこととなった。
プロジェクトの概要
「秋田メタン発酵ガス化バイオマス発電事業」は、2017年7月の運転開始を目指して遂行。
具体的には、秋田市内のホテルをはじめ、食品加工会社、病院等から発生する事業系食品廃棄物を原料に、独自技術のWTMシステムでメタン発酵処理し、生成したバイオガスにより発電を行うことで、安定的な地域電源と施設の延命化に貢献する。
なお、同発電所の処理能力は1日当たり50トン、発電出力は740kWで、年間発電量は、標準世帯約1,130 戸分の年間電力消費量に相当する約523万kWhを見込み、発電した電力は、固定価格買取制度により東北電力へ売電する計画である。
環境・グリーンエネルギー事業を推進
同社は、近年、高効率ごみ焼却発電やバイオガス発電に力を注いでいる。
同社は今後も、これまで培った知見や経験をいかし、世界のトップメーカーとして、地域に貢献するとともに、資源循環型社会の実現を目指す方針だ。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
日立造船 ニュースリリース
http://www.hitachizosen.co.jp/release/2015/