大林組 「WFガード」で国土交通大臣認定取得

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大林組 「WFガード」で国土交通大臣認定取得

2015年10月23日 16:30

国内初 屋外鉄骨用の耐火被覆工法

株式会社大林組は、東京スカイツリー向けに開発した工法である「WFガード」について、一般建築への展開を図るため、新たに認定を取得。今後、様々な建築物に適用可能とした。

土木工事の技術を応用し課題解決

建築基準法では、屋外鉄骨であっても建築物の主要構造部として用いられる場合には、所定の耐火被覆を施し、火災時における構造の安全性を確保する必要がある。

従来、「屋外専用」の耐火被覆工法はなく、「屋内用」の耐火被覆材を施し、耐水・耐候性のある仕上げパネルなどで保護する方法がとられていた。

そのため、完全に密封することが難しい複雑な形状では、経年劣化によるジョイント部分からの漏水、さび、耐火被覆材の劣化等の課題あった。

同社は、橋梁工事で使用し、長期にわたる防錆耐候性に優れた「重防食塗装」と、建築工事で鉄骨部材の耐火被覆に用いる加熱発泡性の「耐火塗料」と組み合わせ、耐久性に優れた耐火被覆工法を開発。

建築基準法に基づく性能評価の個別認定を取得し、東京スカイツリーに適用していた。

主な特長

塗料の塗り替えサイクルは最長25~30年、鉄骨部材に対する防錆・防食性能は最長100年まで設定可能。ライフサイクルコストを抑制できる。

塗り替えサイクルを延ばしたにも関わらず、塗膜厚さはわずか2ミリ程度で、外観は従来の塗装と変わらない。

塗装の仕様は幅広いバリエーションの中から選択できるため、予算や耐久性、保守性などの様々な設計条件に対応できる。

また、耐火被覆の部材が不要になり、最大約30%コストダウンできるという。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

 

株式会社大林組 プレスリリース
http://www.obayashi.co.jp/

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