都市環境プラントの長寿命化とCO2削減を図る改良工事
JFEエンジニアリングは10月20日、4件の都市環境プラントの基幹改良工事を受注したと発表した。
新たに請け負ったのは福井県小浜市の「小浜市クリーンセンター」、北海道苫小牧市の「沼ノ端クリーンセンター」、三重県菰野町「菰野町清掃センター」、千葉県印西地区環境整備事業組合の「印西クリーンセンター」。
いずれも稼働後15年以上が経過した一般廃棄物処理施設。老朽化が進んでいるため、主要機器の更新及び改造を行って施設の長寿命化と、省エネルギー化を図るための工事を行う。
また、一次空気量の削減などによるCO2対策も行い、既存施設より3%以上のCO2排出量低減を目指す。
「循環型社会形成推進交付金制度」適用事業に注力
今回の改良工事のうち小浜市、苫小牧市、印西地区環境整備事業組合の3施設については、「循環型社会形成推進交付金制度」が適用され、CO2削減量に応じて環境省から事業費の一部が交付される予定だ。
JFEエンジニアリングは、「循環型社会形成推進交付金制度」が制定された2010年以降、累計で17件の基幹改良工事を受注してきた。一般廃棄物処理施設は現在、全国で約1,200施設が稼動しているが、このうちの約半数が築後15年を経過しており、改良工事のニーズが高まっている。
今後もJFEエンジニアリングでは、都市環境プラントの基幹改良工事を積極的に受注していく方針で、改良工事を通じて自治体の財政負担軽減や地球環境の保全に貢献するとしている。
(画像はニュースリリースより)
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JFEエンジニアリング株式会社のニュースリリース
http://www.jfe-eng.co.jp/news.html