大和ハウス工業とフジタは19日、大阪府茨木市にて産業団地「(仮称)茨木北ロジスティックテクノパーク」の開発に着手したことを明らかにした。
同産業団地は、流通加工・物流関連企業の倉庫などが集まる近畿圏内陸部の北摂エリアに位置している。
名神高速道路の「茨木インター」からは約7km、新名神高速道路「茨木北インター」(2016年度開通予定)からは約2kmであることに加え、「大阪国際空港(伊丹空港)」からは20km圏内であるなど、陸路・空路ともにそろったアクセス性の高さも特徴だ。
「(仮称)茨木北ロジスティックテクノパーク」の敷地面積は約47ヘクタールで、うち約26ヘクタールが売却予定。大和ハウス工業とフジタの2社では、企業の物流施設や製造施設、研究所など、エリア拠点や事業展開に沿った大型施設などでの利用を想定しているという。
同産業団地に関しては、2社によって設立された彩都東部合同会社(SPC)が10月15日より造成工事を手掛けており、2016年の春頃には建築条件付きの事業用地の販売を開始する予定。その後2019年3月には造成工事を完了し、2021年3月に販売終了となる見込みだ。
大和ハウス工業は建設事業として事業用建築物を手掛けてきており、静岡県御殿場市の「富士御殿場工業団地」や兵庫県三田市の「北摂三田第二テクノパーク」、山口県防府市の「防府テクノタウン」といった開発実績を持つ。
一方総合建設業を主とするフジタは、民間事業者としての工業団地開発の先駆けとなる「熊谷工業団地」を1975年に埼玉県熊谷市で開発。以後複数の工業団地開発を手掛けているほか、工業系用途の土地区画整理事業の一括業務代行者としても数多くの区画整理事業を推進・運営し、企業誘致を行ってきた。
今後2社は「(仮称)茨木北ロジスティックテクノパーク」の造成工事を進めるともに、両社が建築物の調査や設計などに関する各種ノウハウを持ち寄ることで、企業誘致活動を積極的に行っていく方針だ。
(画像はフジタのプレスリリースより)
▼外部リンク
大和ハウス工業 ニュースリリース
http://www.daiwahouse.co.jp/release/20151014205033.html
フジタ プレスリリース
http://www.fujita.co.jp/information/2015/post.html