国土交通省は13日、建築物に関わる設計・施工業者をはじめとする各種事業者を対象に、「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律」(建築物省エネ法)の概要説明会を開催すると発表した。11月4日より随時開催され、国内17か所で計24回の開催が予定されている。
建築物省エネ法は建築物のエネルギー消費性能を向上させるべく、今年7月8日に公布されたもので、その内容はエネルギー消費性能向上計画の認定制度を新たに設けるほか、住宅以外の一定規模以上の建築物に関しエネルギー消費性能基準への適合義務を創設するというものだ。
国交省によればこの背景として、建築物におけるエネルギーの消費量が、社会および経済情勢の変化に合わせて著しく増加していることがあげられるという。
このたび開催される概要説明会はこの建築物省エネ法が公布されたことを受けて行われる形となり、同法の概要および実際の施行スケジュールが、国交省の職員から説明される予定となっている。
各回はそれぞれ2時間半程度となり、11月4日の東京・あいおいニッセイ同和損保新宿ビルでの開催を皮切りに、北海道から沖縄までの全国8ブロック、計17か所で24回の説明会が開催される。12月18日、東京・東京都立産業貿易センター台東館での開催が最終回となる見通しだ。
参加には事前申し込みが必要で、申し込みおよび問い合わせは建築物省エネ法説明会事務局まで、専用ホームページおよびFAX、電話で行うことが可能だ。なお原則各回の開催日前日まで申し込みに応じるものの、会場ごとに定められた定員に達し次第受け付けを終了するとのことだ。
▼外部リンク
国土交通省 報道発表
http://www.mlit.go.jp/report/press/house04_hh_000625.html
建築物省エネ法説明会事務局による申し込みページ
https://krs.bz/kentikubutsu-shoeneho/