水処理事業を積極展開
明電舎は、10月15日、現地法人であるMeiden Singapore Pte. Ltd.(以下、明電シンガポール)内に水処理研究開発センターを設立し、セラミック平膜ユニットの組み立て工場を建設したことを発表した。
なお、同工場は、10月より稼働を開始しており、開所式も開催されたという。
明電シンガポールの取り組み
近年、明電シンガポールは、変圧器やスイッチギヤの供給だけでなく、セラミック平膜を用いた膜ろ過事業を展開しており、チャンギ水再生センターMBRプラント向けに、セラミック平膜を納入している。
また、数多くのシンガポール公益事業庁の実証研究に参画中で、ジュロン水再生センターもその実証研究の一部だ。
なお、今回の研究開発センター設立とともに、水・環境事業の生産・アフターサービス体制も構築し、シンガポール政府が取り組む「グローバル・ハイドロ・ハブ構想」の実現に貢献する考えである。
シンガポールを地域拠点に
明電シンガポールは、今年設立40周年を迎えた。
今後は、同社を東南アジア・中東地域における水・環境事業のリージョナルヘッドクオーターと位置付け、東南アジアや中東地域へのセラミック平膜の販売拡大に取り組む方針だ。
▼外部リンク
明電舎 ニュースリリース
http://www.meidensha.co.jp/news/news_03/