株式会社日立製作所のHitachi Infrastructure Systems(Asia)Pte.Ltd.は10月8日、シンガポール共和国北部にある大型複合施設開発プロジェクトNorthpoint Cityの、セキュリティシステムと建物設備を受注したと発表した。この施設はFrasers Centrepoint Limitedが開発・運営を行い、2018年に竣工する予定だ。
今回、総合建設会社Lum Chang Building Contractors Pte Ltd.から受注したものであり、日立インフラシステムアジア社が持つ実績に加えて、日立のセキュリティを含めたトータルなソリューション提案が評価され受注することができた。
日立インフラシステムアジア社は、日立製の監視カメラシステムやカメラ映像録画用のストレージなど、エリア全体のフィジカルセキュリティシステムの設計や製作、納入まで一括で行う。またそれ以外にも建物全体の空調換気などのシステムや電気・防火・変電設備の設計、調達、施工等も担当する。
Northpoint Cityプロジェクトは、シンガポールで新たなコミュニティを作ることをコンセプトとして進められており、シンガポール国内では最大規模の大型複合施設開発プロジェクトだ。
このプロジェクトでは電車MRT南北線Yishun駅付近の敷地に、10階建て12ブロックのコンドミニアム、3階建てのショッピングモール、バスターミナルを建設する計画だ。
日立は今後もシンガポールなどアジア諸国に向けて、ICTを活用したトータルなソリューションを提供し、新しい街づくりに貢献していく。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
日立 ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2015/10/