サウジアラビアでの事業拡大
日立製作所(以下、日立)は、10月5日、日立リヤド支店を、日立プラントサウジアラビア社に統合し、「日立サウジアラビア社(以下、日立サウジ社)」として営業を開始したことを発表した。
中東湾岸諸国の中でも同国は、省エネ、水資源の確保、交通インフラ整備分野等への大規模投資が多数計画されており、現在注目の中東湾岸地域最大の市場として位置づけられている。
インフラ事業を促進
日立は、1966年に同国で一般産業用機器や発電機などの事業を開始。現在、同国内には、日立サウジ社を含め、日立グループで計6拠点、約550名の従業員を抱えている。
今年5月には、同国の海水淡水化公社および水・エネルギー関連企業との間で、高効率大型海水淡水化システム「Mega-ton Water System」の実証に向け、東レと共同で覚書を締結した。
今後、日立サウジ社は、同国における日立グループ代表として、営業・マーケティング機能を強化し、インフラ分野に注力することで「社会イノベーション事業」を海外市場で展開していく考えである。
目標は海外売上高比率50%
日立グループは、今後も、海外での事業拡大に努めるとともに、同国の発展に貢献していく方針だ。
なお、2015年度、海外売上高比率50%を目指す。
▼外部リンク
日立製作所 ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/