平成27年度の建設投資額、48兆4,600億円の見込み
国土交通省は10月2日、「平成27年度建設投資見通し」を公表した。
これによると、平成27年度の建設投資額は、48兆4,600億円となる見込みで、前年度より5.5%減少した。
このうち公共投資は20兆1,600億円で、前年度比14.2%のマイナス。一方、民間投資は28兆3,000億円となる見込みで、前年度比1.8%プラスとなりそうだ。
建築・土木別にみると、建築投資が前年度比0.3%プラスの25兆9,300億円。土木投資が前年度比11.4%マイナスの22兆5,300億円となる見通しだ。
平成4年をピークに、建設投資が減少
平成26年度の、建設投資の見通しについても公表された。平成26年度は、前年度比0.05%プラスの、51兆3,000億円となる見込み。
内訳をみると、公共投資は前年度比4.2%プラスの、23兆5,000億円。民間投資は前年度比3.3%マイナスの、27兆8,000億円と予想される。
建築・土木別にみると、建築投資が前年度比4.5%マイナスの25兆8,600億円、土木投資が前年度比5%プラスの25兆4,400億円となる見込みだ。
建設投資は、平成4年度の84兆円をピークに、左肩下がりとなり、平成22年度にはピーク時の約半分にまで落ち込んだ。その後、東日本大震災からの復興などにより回復傾向となっている。平成27年度の建設投資についても、復興予算や平成26年度の補正予算などによる公共投資が見込まれるため、今回の数値となった。
(画像は、報道発表資料より)
▼外部リンク
厚生労働省の報道発表資料
http://www.mlit.go.jp/report/press/joho04_hh_000561.html