平成27年度建設投資は前年度比5.5%減
平成27年10月2日、国土交通省は『平成27年度建設投資見通し』を発表した。これは国土交通省が昭和35年度から毎年度公表しているもので、国内建設市場の規模とその構造を明らかにすることを目的とする。

建設投資は社会経済活動・市場動向をはじめ各所に大きな影響を及ぼす。
同見通しは日本の全建設活動について出来高ベースの投資額を推計したもので、発表によると平成27年度の建設投資は48兆4600億円で前年度比5.5%減とのこと。
リフォーム・リニューアルへの投資増
平成27年度見通しの内訳をみると、政府投資は20兆1600億円で前年度比14.2%減、民間投資は28兆3000億円と前年度比1.8%増と推計される。
建設投資は平成4年度がピークで平成22年度には半分にまで落ち込んだ。その後東日本大震災からの復興等により回復傾向にある。平成27年度政府建設投資では復興予算や、平成26年度補正予算等に係る投資見込まれる。
一方で、平成27年度の建築物リフォーム・リニューアル投資額は11兆2300億円程度と推計されており、これは対前年度比6.7%増となり、増加傾向にあることがみてとれる。
(画像は国土交通省公式サイト)
▼外部リンク
国土交通省 プレスリリース
http://www.mlit.go.jp/report/press/joho04_hh_000561.html