250億円かけて東北最大規模のバイオマス発電所を建設
まだ利用されていない間伐材などを燃料とする、木質バイオマス発電。太陽光発電などに比べて天候に左右されることなく、24時間稼働する「ベースロード電源」として話題にのぼることが多くなった。
住友商事も10月1日、山形県にて「酒田バイオマス発電所」を建設すると発表した。
「酒田バイオマス発電所」は酒田港に隣接する酒田臨海工業団地内に建設される、出力規模5万キロワットの発電所。東北エリアでは、最大規模のバイオマス発電所となる。
総事業費は約250億円の見込みで、2016年6月に着工し、2018年5月の完成を目指す。
サミットエナジーが子会社を設立して建設・運営
事業主は住友商事の完全子会社であるサミットエナジーが、100%出資して設立した「サミット酒田パワー」。燃料の調達は住友商事の生活資材・不動産本部が窓口となり、山形県や周辺地域からの未利用材、林地残材のほか、国外から木質ペレットの輸入なども行う予定だ。
サミットエナジーは、今回新設される「酒田バイオマス発電所」のほかにも5万キロワットの「糸魚川バイオマス発電所」、7.5万キロワットの「半田バイオマス発電所」を手がけており、バイオマス発電分野では国内最大級の事業者となる。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
住友商事株式会社、サミットエナジー株式会社のニュースリリース
http://www.sumitomocorp.co.jp/news/detail/id=28944