最新鋭機を2基投入
三菱日立パワーシステムズ(以下、MHPS)は、9月29日、中国の電力大手であるHuaneng Power International Inc.が新設する熱電併給ガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備向け「M701 F5形ガスタービン」2基を受注したことを発表した。
なお、「M701 F5形ガスタービン」は、世界最高レベルのGTCC熱効率であるとともに、CO2排出量やNOxの発生も抑えるなど、エネルギーの有効利用と環境負荷低減に貢献する最新鋭機と位置づけられている。

プロジェクトの概要
今回の受注は、北京市内の華能北京火力発電所第III期建設工事向け。熱電併給GTCC発電設備の定格出力は約110万キロワットで、冬場は運転を切り替えることにより、電力に加えて最大約75万メガワット熱の熱供給能力を発揮する。
MHPSは、この熱電併給GTCC発電設備のうち、中核機器であるガスタービンの製作・供給を担当。また、8年間の長期メンテナンス契約(LTSA)も合弁会社を窓口に、近く受注する見通しだ。
中国初受注
MHPSにとって、「M701 F5形ガスタービン」の中国向け受注は今回が初めて。
同社は今後も、GTCC発電設備を支える高効率中核機器の受注拡大を目指すとともに、資源の有効利用と環境保全に貢献していく方針だ。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
三菱日立パワーシステムズ ニュースリリース
http://www.mhps.com/news/20150929.html