エネルギーマネジメントシステム「I.SEM」
竹中工務店は9月25日、新しいエネルギーマネジメントシステム「I.SEM(アイセム)」を開発し、関連会社TAKイーヴァックの新砂本社ビルに初めて導入した。
「I.SEM」は建物の負荷を予測し、熱源や空調機器など運転を計画しその通りに電力デマンドを達成するという、最先端のスマートなエネルギーマネジメントシステムだ。
これまでも個別での予測システムや制御システムはあったのだが、各種の個別システムをクラウド上に構築しトータルで制御することができるマネジメントシステムの実用化は初めてだ。

多様な料金メニューに対応可能
マネジメント機能については、竹中工務店が開発した情報プラットフォーム上に構築することで高速処理が可能になった。またパーソナル対応のデマンドレスポンスを負荷予測に加えたことにより、最先端でのリアルタイム制御を実現している。
このシステムによって予測から運転までを一貫して高精度・高効率で行い、計画通りの電力デマンドを達成することにより多様な料金メニューに対応することができる。
今後は「I.SEM」を初めて導入した「TAK新砂ビル」にて実証データの蓄積を行い、そのうえシステムの充実を図ることによって、オフィスビルや集合住宅、学校、大型ショッピングセンターなどに提案していく予定だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
竹中工務店
http://www.takenaka.co.jp
プレスリリース(日経プレスリリース)
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID