文教・高齢者施設向け「コミュニケーションタフ ケア」
大建工業株式会社は、幼稚園や学校などの文教施設や、高齢者施設を対象とした床材「コミュニケーションタフ ケア」を10月21日に発売する。
同社は、次の10年に向けて策定した長期ビジョンの中で、公共・商業建築分野などの非住宅分野にも注力する。そのための製品ラインアップの拡充として今回の床材を開発した。
土足歩行、キャスター・車椅子などに対する耐傷性や、水ぬれに対する耐水性と「転倒衝撃緩和機能」による万一の転倒にも怪我のリスクを低減する安全性に配慮した床材だ。
コミュニケーションタフ ケアの特長
高齢者や乳幼児にとって、不慮の事故の多くは「転倒・転落」だという。特に高齢者の転倒事故は、骨折をきっかけとして寝たきりにつながるなど健康寿命を損ねる大きな問題となっている。
そこで、転倒時の衝撃を和らげるために、床材の裏面に「架橋ポリエチレン樹脂発泡体」という特殊な緩衝材を使用し、衝撃緩和機能を強化。その結果、加速度70G程度という柔道場の基準に近い性能を実現した。
また、床材の表面材には、同社独自のWPC加工を施す。これは、木材の組織にプラスチック樹脂を染み込ませて固める独自の加工技術だ。天然木の美しい風合いを保ちながらも、優れた耐傷性・耐水性を発揮する。
表面材は国産材の栗、杉をはじめとして、ビーチ(ライト)、チェリー、ウォールナット、オーク(クリア)、オーク(アンバー)、アッシュの全8種類をそろえ、明るく清潔な室内を演出する。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
大建工業株式会社 プレスリリース
http://www.daiken.jp/