九州初の試み
西部ガスは、9月15日、福岡市東区東浜に計画している商用の燃料電池自動車用水素ステーション「東浜水素ステーション」の建設を開始することを発表した。
なお、水素ステーションは、環境性の高い燃料電池自動車に、燃料となる水素を供給する設備のことである。

設備概要
「東浜水素ステーション」は、九州で初めての都市ガスを利用した商用「オンサイト方式」の水素ステーション。約7億円を投じ、3月の運用開始を目指して建設される。
このステーションは主に水素製造装置、水素圧縮機、蓄圧器、ディスペンサーなどから構成。都市ガスのインフラを活用することにより、都市ガス(天然ガス)を原料として水素をステーション内で製造するため、水素を安定的に供給することが可能だ。
また、燃料電池自動車への水素充填機能のほか、水素製造設備を持たないオフサイト方式のステーション向けに水素を払い出す機能を備える。
水素社会実現に貢献
同社では、運用開始後、燃料電池自動車「MIRAI」を2台導入する予定である。
なお、同社は今後も総合エネルギーサービス企業を目指すとともに、普及が期待される水素利用の可能性についての検討を重ね、水素社会実現に貢献していく方針だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
西部ガス プレスリリース
http://www.saibugas.co.jp/info/kouhou/htmls/