省エネ化を実現
川崎重工業は、9月15日、ロードセンシング用の油圧ポンプ「K3VLSシリーズ」を10月1日より新発売することを発表した。

新製品の概要
「K3VLSシリーズ」は、高効率、コンパクト、優れた制御特性を実現する斜板形アキシャルピストンポンプ。建設機械や農業機械などの産業車両分野で一般的な圧力仕様28メガパスカルに特化しているのが特徴だ。
新開発したピストン、シリンダ等のロータリ部品を適用したことにより、低・中圧域でも優れたポンプ効率を実現。また、従来相当機種と比べ、ポンプ質量を約15%削減、出力密度比を約8%アップにも成功した。
さらに、制御方式については、ロードセンシング制御や圧力一定制御を標準搭載。電気流量制御や馬力制御にも対応できる性能を備えた。
市場ニーズに対応
同社は、産業車両で必要とされる軽量・小型化、省エネルギーを実現する新製品の投入で、近い将来、グローバル市場での販売を展開していく方針である。
まずは10月1日より、油圧65、85、105立法センチメートルの3種類の発売を開始し、2016年にかけて油圧50、125、150立方センチメートルの新製品を順次発売していく計画だ。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
川崎重工業 ニュースリリース
http://www.khi.co.jp/news/detail/20150915_1.html