電力需要をサポート
三菱日立パワーシステムズ(以下、MHPS)は、9月14日、中国機械設備工程有限公司(以下、CMEC)から、ベラルーシの熱電併給ガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電所向けに、H-25形ガスタービン発電設備を受注したことを発表した。
なお、H-25形ガスタービンは、重構造型と呼ばれるタイプで、信頼度が高く、保守頻度が低いことが特徴である。
プロジェクトの概要
このプロジェクトは、ベラルーシの首都ミンスク南東のゴメル市にある「ゴメル第1熱電併給所」の既設設備を更新するものだ。
熱電併給GTCC発電所は、熱電併給設備の中核機器である出力2万6,000キロワットのH-25形ガスタービンのほか、蒸気タービン、排熱回収ボイラー、発電機などで構成。運転開始は2017年6月を予定し、発電容量および熱供給量の増加と省エネの実現を目指す。
なお、CMECはこのプロジェクトのEPC(設計・調達・建設)を手掛け、MHPSは、ガスタービンを製作・供給するほか、技術者を派遣し、現地での据え付け指導を担当するという。
市場ニーズに対応
MHPSの強みは、火力発電システム向けフルレンジの製品群から、発電分野のトータルソリューションを提供できること。
同社は今後も、市場ニーズを的確に捉え、受注活動を展開し、電力の安定供給と環境負荷低減を実現していく方針だ。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
三菱日立パワーシステムズ ニュースリリース
http://www.mhps.com/news/20150914.html