インド需要に着眼
クボタは、8月24日、高い牽引力を備え、土木資材や農作物等の運搬用途に適した多目的トラクタをインド市場に投入することを明らかにした。
インドではトレーラーを牽引して土木資材等の運搬を行うなど、年間を通してトラクタが使われており、年間需要も約60万台規模と、世界最大である。
製品の概要
インド市場に投入されるMU5501の馬力は、55馬力(2WD)。インドの排ガス規制に適合した自社製ディーゼルエンジン搭載で、低燃費である上、高出力かつ、静かで振動が少ない。
また、高い耐久性を有し、長時間の使用や多用途の厳しい作業環境にも対応可能だ。
さらに、レバー・ペダルを操作のしやすい配置にし、操作荷重も軽減したほか、全油圧パワステを採用した上、夜間の作業でも確認しやすい全照明LEDメータパネルを採用する等、作業員の操作性も重視したという。
現地ニーズに合った製品を投入
クボタは、現地ニーズに適合したトラクタの投入により、インドのトラクタ市場を本格的に開拓していく考えだ。
また、将来的にはアジア・中南米等の新興国市場にも投入を拡大し、2018年には約1万6,000台の販売を目指したいとしている。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
クボタ ニュースリリース
http://www.kubota.co.jp/new/2015/15-43j.html