24時間ライフログを計測し、作業員の体調を管理
東芝と清水建設は、ウェアラブルデバイスを活用した安全管理に関する実証実験を行うと発表した。
東芝のリストバンド型生体センサを使って、清水建設の三重県四日市市の建設現場で働く作業員70名を対象に行うもので、8月25日から来年の8月24日までの1年間にわたって実施する。
夏の熱中症予防など、現場の安全性の向上を目指す
実証実験では、リストバンド型生体センサを24時間装着してライフログデータを計測し、データをもとにその日の体調を客観的に把握することで、作業量の調整を行うのが目的。
東芝は清水建設と協力して、作業員の体調に合わせて作業量が調整できるように、ライフログデータを現場管理者のタブレットや職場のパソコンなどに収集し、管理・閲覧するシステムを開発する。
建設現場では、夏の屋外作業現場で働く従業員の健康管理が大きな課題だ。清水建設では熱中症予防のために、従業員が身につけて作業現場の温度と湿度を測定できる「熱中症危険度計測器」をすでに導入し、安全管理に務めてきた。
今回の実証実験でリストバンド型生体センサを加えることで、さらなる職場環境の改善が進み、安全性や生産性の向上が期待できるとしている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社東芝、清水建設株式会社のプレスリリース
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2015_08/pr_j2501.htm