コンセプトは「地上に文化を、地下に機能を」
株式会社技研製作所は、高知県の「新図書館等複合施設」に、60台を収容できる耐震地下駐車場「エコパーク」を建設中だ。
この施設は、新図書館、新点字図書館、こども科学館(仮称)が一体となった大型の複合施設で、完成後は多くの利用が見込まれる。
土地の有効活用が図れるコンパクト地下駐車場
今回、設置するエコパークは、同社独自の「圧入工法」を用いた円筒形の地下空間を活用。杭材を圧入することで構築される連続壁を、そのまま駐輪場の耐震構造壁として使用する。
合理的な設計と施工が特徴で、無駄な仮設工事が不要。大幅な工期短縮とコスト削減が実現可能だ。
エコパークの地上部はコンパクトな入出庫ブースを設置、周囲の景観を損ねずゆとりある空間を確保し、地下に効率よく車両を収容する環境や景観を重視したエコデザインだ。
自動車の入出庫は、カードを使う簡単操作で、最短約24秒で車両を出庫させ、出庫待ちのイライラもなく利用者の利便性は高い。
合理的な入出庫装置のメカニズムと、システムで施工する建設工法を採用したことで低コスト化を実現。無人の運転システムによりランニングコストも大幅に軽減できた。エコパークの“エコ”は、エコロジーのみならずエコノミー(経済性)の“エコ”でもあるという。
国内公共施設への採用をきっかけに、同社は今後も積極的に情報発信を進め、普及拡大を目指す。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社技研製作所 プレスリリース
http://www.giken.com/