限りある資源を有効活用 リサイクル素材「M-Wood2」
ミサワホーム株式会社は、100パーセントリサイクルのエクステリア素材「M-Wood2」において、新たにケナフボードを使用する資源循環システムを構築した。
M-Wood2は、これまで廃木材と廃プラスチックを原料に製造。2002年には再生有機系建材の第一号に認定され、資源循環型社会に貢献してきた。
原料調達にトヨタ紡織が協力
同社では地球環境への負荷が大きい石油由来製品の代替として、成長が早く持続的に安定供給できるケナフに着目。ケナフにプラスチックを配合し板状に加工したケナフボードは、自動車のドアやシート等の内装に使用されている。
そこで、自動車内装部品の開発生産において評価の高いトヨタ紡織株式会社と協力し、ケナフボードをM-Wood2の原料に使用する検討を重ねてきた。
今回、エクステリア材として、曲げ強度や繊膨張率などの品質面の性能基準を満たした。更に量産化できる循環システムも構築できたことにより、8月下旬から年間約100tの予定で使用を始める。
ミサワホームは、今後もM-Wood2を住宅用エクステリア部材以外の用途にも使用し、生態系保全に配慮し限りある資源の有効活用を積極的に図る計画だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
ミサワホーム株式会社 プレスリリース
http://www.misawa.co.jp/