ミサワホーム株式会社と飛島建設株式会社は、ミサワホームが企画する大型分譲プロジェクト「(仮称)アルビオコート検見川浜」にて、「丸太打設液状化対策&カーボンストック(LP−LiC)工法」を採用した地盤補強工事を行うと発表した。
この分譲地は「建物被害予測(液状化)マップにおいて、液状化による建物の被害が少ないと想定されているエリアにある。
今回、防災・減災ソリューションとして「MISAWA−LCP(ミサワエルシーピー)」を提唱しているミサワホームと、「防災のトビシマ」として実績がある飛島建設が協力し、全宅地に対して液状化対策を実施することになった。
CO2の長期間貯蔵が可能
一般的な液状化対策であるサンドコンパクションパイル工法は、大型の振動機を使用するため発生する振動や騒音、大量に搬出される残土といった課題があるため、住宅地周辺エリアには適していない。
「丸太打設液状化対策&カーボンストック工法」であれば、地盤の土質や地下水位を考慮する必要はあるが、環境負荷が少ないというメリットがある。
またこの工法は、炭素を地中に貯蔵する液状化対策技術でもある。樹木は大気中のCO2を吸収固定するため、丸太を地盤中に打設することによりCO2を長期間貯蔵することが可能だ。
貯蔵炭素量(二酸化炭素換算値)が、工事によって排出される二酸化炭素量よりも多くなるため、工事をすることによって地球温暖化の緩和策にもなる。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
ミサワホーム株式会社 ニュースリリース
http://www.misawa.co.jp/corporate/news_release/