合同会社イノバースは、建設業者向けの住宅建築プレゼンテーション支援サービスである「ネットモケイ」の提供を開始する。
同社によれば、「ネットモケイ」はネットで建築模型を提供する住宅プレゼンツールであり、中小規模の建設会社や工務店、設計事務所での利用を想定した利便性と価格設定を追及。また、同様のサービス提供は日本初の取り組みになるとのことだ。
「ネットモケイ」の特徴の1つは、3Dモデルの構築、取り扱いが容易であること。同サービスでは、顧客がメールやFAXで送付した住宅の建築図面を、イノバースが3Dモデルに起こしてURLで納品する。
顧客はそのURLをクリックするだけで3Dモデルをブラウザ上に表示させることができるため、3Dモデルを用いたプレゼンを、特別なツール無しで容易に展開することが可能だ。
また一度作成した3Dモデルは、完成予想図の「CGパース」や、スマホとゴーグルを使って3Dモデルの世界を体験できる「パノラマ360」、3Dモデルを模型としてフルカラー出力する「3Dプリント」、そしてガラスの立方体に3Dモデルや写真を彫刻した「3Dクリスタル」など、各種展開へつなげることもできる。
さらに、従来同様のケースで採用されていた建築CADソフトを要する方法と異なり、「ネットモケイ」ではイニシャルコストや月額費用、社員の研修に要する費用が一切不要となる。したがって顧客側のメリットとしてはコスト削減に加え、住宅計画や新規顧客の獲得等により集中できるといった点が挙げられるという。
イノバースではこの「ネットモケイ」について、基本サービスとして1棟28700円~の価格設定で提供。「CGパース」「パノラマ360」「3Dプリント」「3Dクリスタル」についてはオプションとしての提供となり、顧客側での予算に合わせたサービス選択が可能となっている。
▼外部リンク
合同会社イノバース プレスリリース
http://netmokei.innoverse.co.jp/news/pdf/