災害に負けない新しいまちづくり
積水ハウスは、2015年8月7日、宮城県東松島市における住宅再建事業『柳の目北地区災害公営住宅』の竣工を発表した。同事業は東松島市と官民一体で進めてきたもので、積水ハウスが企画・設計から建築まで一貫して行った。
また同災害公営住宅ではエコで災害に強いまちづくりをテーマに『東松島スマート防災エコタウン』構築事業を進めている。
これは日本初となる周辺の病院・公共施設を結ぶマイクログリッドの構築、太陽光発電460キロワットを持つ電気事業社による電気供給など、自治体によるエネルギーの確保と安全・安心のまちづくりを目指す新しいまちづくりのモデルである。
同住宅には8月8日より入居が始まる。システムの完成、稼働開始は2016年3月を予定している。
住宅再建の加速を目指す東松原市
東松島市は宮城県中部の仙台湾沿岸に位置し、東日本大震災では津波の襲来により1,000人を超える死者を出し、住宅約11,000棟が全半壊する事態となった。全半壊した住宅は市内全住宅の3分の2を超えるといわれる。
東松原市阿部秀保市長は
「東日本大震災からの生活再建において、住宅再建の優先度は高く、災害公営住宅のいち早い建設が重要と考えている。復興はまだ道半ばだが、この先、さらに住宅再建の取り組みを加速させていきたい。」(積水ハウス プレスリリースより)
とコメントを出している。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
積水ハウス プレスリリース
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000038.000012902.html