6月分を公表
国土交通省は、8月10日、「建設工事受注動態統計調査報告」として、平成27年6月分を公表した。
なお、6月の受注高は7兆3,367億円で、前年同月比10.5%増加。9カ月連続の増加となった。
民間からの受注工事額増
公共機関からの受注工事額(1件当たり500万円以上の工事)は、1兆5,503億円で、前年同月比4.2%減少。5カ月連続の減少となった。うち「国の機関」からは4,629億円で、同8.2%減少し、「地方の機関」からは1兆874億円で、同2.4%減少した。
一方、民間等からの受注工事額(1件当たり5億円以上の工事)は、8,167億円で、同19.2%増加。8カ月連続の増加となった。発注者別にみると、不動産業が3,135億円と最も高かった。
また、土木工事及び機械装置等工事の受注工事額は4,989億円で、同20.5%増加。3カ月連続の増加であった。発注者別でみると、製造業が最も高く、1,934億円であった。
建設行政の基礎資料として
この統計調査は、約47万の建設業許可業者の中から、約1万2,000業者を対象にして毎月実施。日本の建設工事受注動向及び公共機関・民間等から、毎月の受注額の詳細を把握することにより、建設行政等のための基礎資料を得たいとしている。
なお、7月分については、9月10日に公表される予定だ。
(画像は記者発表資料より)
▼外部リンク
国土交通省 建設工事受注動態統計調査報告
http://www.mlit.go.jp/report/press/