粗鋼生産需要が増加
三菱商事は、8月5日、インド最大手の建設会社であるLarsen&Toubro社と共に、インド国営製鉄会社であるSteel Authority of India Limited社から製鉄プラントを受注したことを発表した。
インドの粗鋼生産は、2014年は約9,000万トンであったが、2025年には、3億トンまで拡大すると見込まれ、今後も多数の大型製鉄プロジェクトが計画されているという。
受注概要
今回の受注総額は約500億円。インド東部オディッシャ州のルールケラー製鉄所に、製鋼された鋼片(スラブ)を鋼板に加工する「熱間圧延設備」を設置する。
三菱商事は、契約全体を取り纏め、契約履行は、三菱商事マシナリの協力を得て進められる。また、三菱日立製鉄機械と独シーメンスの合弁会社として設立されたプライメタルズ・テクノロジーズが、技術取り纏め及び機械設備の設計・供給を担当、日立製作所が電気設備の設計・供給を担当するという。
なお、生産開始時期は2018年初旬を目指す。
インドで更なる受注を
三菱商事は、アジア地域や南米において数々の製鉄プラントの納入実績を有するが、インドでプラントの設計・製造から据え付け・試運転までの全業務を請け負うのは今回が初めて。
同社は、今回の受注をきっかけに、インド市場での積極的な継続受注を目指す方針だ。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
三菱商事 ニュースリリース
http://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/pr/