尿素肥料製造プラント建設プロジェクト
三菱重工業と三菱商事はウズベキスタン共和国のウズキミヨサノアット傘下である化学品製造会社ナヴォイアゾットが建設する、大規模アンモニア・尿素肥料製造プラント建設プロジェクトのEPCC契約を受注することが決定したと発表した。
ウズベキスタンの経済成長に期待
三菱重工業がプラントの設計・調達・建設・試運転を担当。三菱商事は三菱商事マシナリ株式会社と共同で、プラント機器の輸送を手掛ける。
ウズベキスタンは独立後、市場経済化を推進し2004年以降は高い水準の経済成長を維持している。そのため現在は最新技術を導入しインフラや、製造設備の近代化が進められている。
今回の新規肥料プラント建設受注については、日本政府が進めている海外へのインフラ輸出支援政策にも合致したものであり、今後の経済発展が期待される。
肥料製造プラントは、ウズベキスタン中央部の都市であるナヴォイに建設されるものだ。天然ガスを原材料としており、最新の技術を導入してアンモニアと尿素を製造するプラントだ。生産能力はアンモニアが日産2,000トン、尿素が同1,750トン。
三菱重工業と三菱商事は今後世界の肥料製造プラント市場でプレゼンスを高めていき、合成ガス・石油化学分野での継続受注を目指して積極的な営業を展開していく。
▼外部リンク
三菱重工業 プレスリリース
http://www.mhi.co.jp/news/story/150724.html