石垣島のリゾート産業伸長で
川崎重工業は、7月16日、沖縄電力に、世界最大級の単機出力18MWのディーゼル発電設備を引き渡したことを発表した。
石垣島では、リゾート産業の伸長にともない、電力需要も増加していることから、沖縄電力は電源設備の増強を図っているという。
発電設備概要
川崎重工業は、2011年8月、石垣第二発電所5号機向けに、4サイクル中速ディーゼル機関を動力源とするディーゼル発電設備を納入した。
今回納入した発電設備は、2013年6月、石垣第二発電所6号機の増設工事として受注したもので、2011年に引き渡したものと同様の設備である。
なお、同社は、発電設備の設計、機関・発電機・配電開閉装置・制御装置の供給および据え付け、建屋および土木の建築工事からなる発電所建設工事一式をフルターンキー方式で請け負っていた。
エネルギー・環境ビジネスを積極展開
石垣島では、既に同社製の大型ディーゼル発電設備4基とガスタービン発電設備2基が、主力機として順調に運転中だ。
同社は、今回引き渡した18MWの発電設備も、これらと同様に石垣島での電力供給に貢献するとし、今後も、エネルギー・環境ビジネスを積極的に展開し、分散型発電システムの受注に取り組む方針である。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
川崎重工業 ニュースリリース
http://www.khi.co.jp/news/detail/20150716_1.html