清水建設など、コンクリートの変状把握「画像モニタリングシステム」を開発

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清水建設など、コンクリートの変状把握「画像モニタリングシステム」を開発

2015年07月17日 04:15

誰でも簡単に操作点検可能

清水建設は、7月13日、菱友システムズと共同で、タブレットの撮影機能を使用して誰でも簡単・手軽にコンクリートのひび割れや剥落等の変状を点検できる「画像モニタリングシステム」を開発したことを発表した。

ひび割れや剥落等の変状把握については、これまで専門技術者の目視・打音調査、センサによるひずみ測定が中心であったが、専門技術者の不足等の理由から、誰でも容易に点検できる調査方法が望まれていたという。

「画像モニタリングシステム」の概要

このシステムは、タブレットとモニタリング用に開発したアプリケーション、データベースサーバー、調査対象の変状箇所を識別するためのカメレオンコードから構成されている。

調査時に変状を見つけた際には、カメレオンコードを変状箇所の近くに貼り付け、タブレットで変状とカメレオンコードの双方が画像に入るように撮影。一方、モニタリングする際には、新画像と前回の撮影画像を、タブレット上で同時比較できる。

そして撮影された画像データは、インターネット経由でデータベースサーバーに送信。サーバーにアクセスして画像チェックすることで、誰もが変状の進行をモニタリング可能だ。

今後の展開

両社は、技術者不足に悩む自治体や民間の管理会社等、点検業務の委託・連携によるビジネスモデルの構築に取り組み、将来的には、ウエアラブル端末バージョン、ドローン搭載バージョンなども商品化する計画だ。

なお、年度内の実用化をめざす。

(画像はニュースリリースより)

▼外部リンク

 

清水建設 ニュースリリース
http://www.shimz.co.jp/news_release/2015/

菱友システムズ ホームページ
http://www.ryoyu.co.jp/

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