建設業界への販路拡大
佐々木化学薬品は、7月14日、「鉄・銅および銅合金用中性サビ取り剤 ジェルタイプ」および「アクリル系/ウレタン系樹脂・塗料用剥離剤 ジェルタイプ」を開発したことを発表した。
液体タイプを使用の際は、処理槽などの設備が不可欠なうえ、部材サイズも制限されるといった課題があったことから、より簡単かつ液体タイプと同様の性能を有する製品が求められていたという。
新製品の概要
新製品は同社製品のなかでも人気の高い、液体タイプの中性サビ取り剤および樹脂・塗料用剥離剤を「ジェル化」したもので、建築物や工場現場の機材など、動かせない部分の処理に最適だ。
中性サビ取り剤については、酸・アルカリ・シアン化合物など有害物質を含んでおらず、サビを取りたい部分にのみ塗布して処理ができるうえ、素地への影響がほぼなく、サビ除去が可能である。
一方、剥離剤は、キシレンやトルエンといった塩素系溶剤不使用で安全性も高く、剥離したい部分にのみ塗布して処理可能なうえ、素地への再付着を抑制するという。
作業現場のニーズに対応
佐々木化学薬品は、新製品について、プラントメンテナンス業界や建設業界など幅広いユーザーのニーズに対応した製品と位置づけている。
なお、新製品共に年間10トン以上の出荷を予定し、販売開始は年内を目指す。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
佐々木化学薬品 プレスリリース
http://www.sasaki-c.co.jp/company/event/press/