いよいよ商業生産開始
住友金属鉱山は、7月1日、チリ共和国シエラゴルダ銅鉱山の商業生産を開始したことを発表した。
なお、同社は、住友商事とポーランド共和国の大手産銅会社であるKGHM社と共同で、この銅鉱山開発プロジェクトを推進。2014年には建設工事を完了していた。
プロジェクトの概要
シエラゴルダ銅鉱山は、チリ共和国第II州アントファガスタ市の北東140キロメートルに位置。露天掘りにて、浮遊選鉱により銅およびモリブデン精鉱を産出する。
可採鉱量(硫化鉱のみで酸化鉱を含まず)は、約15億トン。また、含有金属量は、銅約600万トン、モリブデン約30万トン、金約95トンで、平均年間生産量(含有金属量)は、銅22万トン、モリブデン1万1000トン、金2トンだ。
なお、生産された銅精鉱は、山元から鉄道を使ってアントファガスタ港まで運搬し、そこから船積みとなる。
マインライフは20年以上
2014年の建設工事完了後、同社は、銅精鉱およびモリブデン精鉱の生産を開始。鉱石処理が設計能力の65%以上60日間以上を達成し、副産物であるモリブデン精鉱の品位が40%を超えたことにより、今回、商業生産に踏み切った。
なお、同社は、今後更に生産を増強し、20年以上にわたり安定的な生産を続ける方針だ。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
住友金属鉱山 ニュースリリース
http://www.smm.co.jp/uploaded_files/20150701.pdf
住友商事 ホームページ
http://www.sumitomocorp.co.jp/