小規模バイオマス発電に商機
2000kW以下の「コンパクトバイオマス発電装置」を手掛ける株式会社ZEエナジーは、国内ガス産業大手のエア・ウォーター株式会社と発熱出力3800kW、発電出力1900kWの木質バイオマスコージェネレーション設備の売買契約を締結した。
今回提供する装置は、熱供給を主な目的としてエア・ウォーター株式会社が長野県安曇野市に建設するエネルギーセンターへ導入。
同社の農業事業会社である株式会社エア・ウォーター農園の安曇野菜園へ温水供給を行いエネルギーコストの削減を図る。同時に得られる電力は売電し、エネルギーセンターの運転費用の一部とされる予定だ。
また、トマトの光合成に燃料のガス化の過程で排出される二酸化炭素を利用することも検討している。
買い取り価格の引き上げ
2,000kW未満の間伐材由来の小規模バイオマス発電は、平成27年度の固定価格買い取り制度での買い取り価格が、今までの32円プラス税/kWから40円プラス税/kWに値上がりすることが決定され、事業採算性の向上から需要が高まることが予想される。
この好機にZEエナジーは180kWから2000kWサイズのコンパクトバイオマス発電装置の販売と発電事業を全国に展開していく計画だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社ZEエナジー プレスリリース
http://www.ze-energy.net/
エア・ウォーター株式会社 プレスリリース
http://www.awi.co.jp/