電力貯蔵用NAS電池を受注
日本ガイシ株式会社は三菱電機株式会社から、九州電力株式会社の豊前発電所構内に設置する電力貯蔵用NAS電池を受注したと発表した。
NAS電池は日本ガイシが世界で初めて実用化した、大容量蓄電池だ。大容量で高エネルギー密度、長寿命が特長であり、長期にわたって高出力の電力を長時間安定して供給することができる。
コンテナ型NAS電池はコンテナ内に出力200キロワットのNAS電池と、制御装置類を組み込んだ可搬型の蓄電池だ。
世界最大級の規模
これまでのものと比較して、設置期間の短縮や工事費用の大幅削減を図ることができる。また用途に応じ適切で効率的な容量での設置も可能だ。
今回受注した蓄電池は出力5万キロワットで、定格容量30万キロワット時程度である。新たに開発したコンテナ型NAS電池により構成される。
今年中に運転を開始することが予定されており、規模としては世界最大級の蓄電池設備となる。九州電力はNAS電池を電力系統に接続しており、揚水発電と電力貯蔵機能を活用した需給バランスを改善。
再生可能エネルギーの円滑な接続と、蓄電池を活用した系統電圧制御への適用に関する実証を行うことにしている。
(受注したNAS電池の概要)
出力:5万キロワット
定格容量:30万キロワット時程度
設置場所:九州電力豊前発電所構内(福岡県豊前市)
運転開始:2015年度予定
(ニュースリリースより引用)
出力:5万キロワット
定格容量:30万キロワット時程度
設置場所:九州電力豊前発電所構内(福岡県豊前市)
運転開始:2015年度予定
(ニュースリリースより引用)
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
日本ガイシ株式会社 ニュースリリース
http://www.ngk.co.jp/news/2015/20150622.html